
雄花を飛び出した花粉は、天気の良い日には朝からの日照により上昇気流にのり、スギ林から上空に舞い上がり、風にのって時には数十キロあるいは数百キロ離れた場所まで飛散し、日没とともに地上に落下します。
よく晴れた日、特に雨上がりの翌日と風の強い日は花粉の飛散量が多い日です。

日本で最も普及している花粉採集器です。直径23cmの円盤内にワセリンを薄く塗ったスライドグラスを水平に設置し、スライドグラスに付着した花粉の数を1日単位でカウントし、1平方cmあたりの花粉数を顕微鏡で数えます。
ワセリンを薄く塗ったスライドグラスを45度に傾斜させて設置し、円盤には2枚の尾翼が取付けられており、常に風上に向くように円盤が回転します。ダーラム型に比べ4〜5倍の採集効率があり、花粉採集能力の高い採集器です。
光散乱を用いてスギ花粉をリアルタイムに測定する新しい測定器です。この測定器は大気中のスギ花粉やホコリなどをポンプで吸引し、光線を照射して3次元的に散乱する光の強度から粒子の大きさと数を同定します 全国で約2000万人とも言われています。他の病気と異なり必ずしも病医院で治療を受けるわけではなく、症状が軽ければ市販のくすりで済ませたり、がまんしたりと正確な実態はつかみ難いのが現状です。しかし、少なくとも花粉飛散量の増加とともに環境や個々の体質の変化とあいまって、ここ十数年患者さんの数は増加しています。
鼻症状としてのくしゃみ・鼻みず・鼻づまり、眼症状としてのかゆみ・充血・なみだ目が代表的な症状です。人によっては頭痛などもあり、かぜの諸症状と似ていますが、かぜはウイルスが原因で一週間程度で治ります。一方、花粉症はその花粉の飛散が終了するまで続きます。また、一度発症すると多くの場合、来シーズン以降も同様の症状で悩まされることになります。
花粉症は原因となる花粉が飛散する時期だけ発症します。この点が他の病気と大きく違うところです。つまり、その時期にあわせてあらかじめ対策をたてておき、発症してもその程度が軽くてすむように心がけたいものです。
花粉症はその花粉を避けることが第一です。当たり前のことですがとても重要なことです。
などが自分でできることでしょう。デパート、ドラッグストア等では花粉対策グッズのコーナーを設けているところもありますので、できれば飛散する前に、のぞいてみてはいかがでしょうか?
花粉症は前述しましたように発症するであろうタイミングがあらかじめ予測されるため、出てしまった症状を抑える薬で対応する他に、その時期にあわせて前もって薬を飲んでおき、症状を現れにくくしたり、症状が現れたとしても軽くすむことを期待するものがあります。できれば花粉が飛び始める2週間ほど前までに病医院を受診したいものです。
ヒノキの花粉はスギ花粉と共通の抗原性をもっています。つまりスギ花粉で症状の出る人の中にはヒノキ花粉に対しても同様の症状が出現する場合があります。
ヒノキ花粉の飛散はスギ花粉よりも約1か月程度遅れて始まります。スギ花粉の飛散が終わったからと言って油断しないようにしたいものです。
| スギ花粉 |
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| ヒノキ花粉 |
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花粉飛散数は1日に落下した花粉の数を単位面積で示したものです。
当ホームページでは花粉が現在どれくらい飛んでいるかという情報の他に、昨シーズンの状況、週間花粉予測、天気予報を掲載しています。飛散の開始、ピーク、終息がいつ頃であるのか、昨シーズンと比べて花粉飛散量は多いのか少ないのか、これからの飛散がどうなるのかといった状況の判断材料としてお役立て下さい。
花粉症の症状発現には様々な要因が加わるために、単に花粉飛散量だけからは判断はできませんが、シーズン中の日常生活をできるだけ平常に近い状態でお送りいただくための参考資料の一つとして当ホームページをご利用いただければ幸いです。
*当ホームページ掲載の写真は東邦大学薬学部教授 佐橋紀男先生より、
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